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ホソアオトビ:ニノジトビウオとよく似ているが、幼期に胸鰭上方の形がいちじるしく異なるのが特徴。背鰭起部が臀鰭起部のほぼ真上にあり、胸鰭の上方の不分枝軟条は1個であるなどの特徴をもつ。ホソトビウオと混って幼魚はしばしば見られる。成長はさほどめずらしくない。

ヒラメ:眼は体の左側にある。口は大きく、成魚では上顎の後端は眼の後縁より後方に達する。両側の腹鰭はほぼ相称的で、基底は短かい。有眼側の鱗は櫛鱗、無眼側の鱗は円鱗。側線も両顎も歯も両側でほぼ同様に発達している。

ニギス:口はやや大きくて、下顎は上顎より突出し、上顎主骨の後端は吻端から眼の中心部までの真下に達する。2〜5月に70〜240mの深さの所で多量に漁獲される。産卵期は4〜6月。塩焼、乾物として美味、蒲鉾の材料にもする。

 

<溯河性魚類>

島根県沿岸域に生息する代表的な遡河性の魚類には、シロサケ、アユ、サクラマスなどが挙げられる。

 

【資料】「原色魚類検索図鑑 I」 (株)北隆館 平成元年

社団法人 島根県水産振興協会へのヒアリング

 

 

 

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