日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 社会科学 > 社会 > 成果物情報

「海洋科学から見る水惑星の多角的視点にたつ基礎研究」研究報告書? Q&A集

 事業名 海洋科学から見る水惑星の多角的視点にたつ基盤研究
 団体名 日本科学協会 注目度注目度5


A112 陸上での生活に役立つ手や足が進化するためには、その前提として、手足をしっかりと支える背骨が進化してくる必要があります。背骨つまり脊椎は、脊索動物の脊索が骨(椎骨)によって補強され、よりしっかりとした体の支えになったものです。脊椎をもつ動物は脊椎動物と呼ばれます。椎骨がつながってできた体の支えは脊椎とよばれ、神経(脊髄)を保護する役割も果たしています。脊索動物のピカイアは、まさに私たちも含まれる脊椎動物の進化の一歩手前に位置する祖先といえるでしょう。最も古い脊椎動物は、アゴの無い魚でした。この仲間の最も古いものは、オルドビス紀の地層から発見されています。多くのものは、体がしっかりとした骨性の板で被われていましたが、アゴは無く、体の下面にある口から泥をすいこんで、その中に入っている小さな餌をとって暮らしていたと考えられています。アゴの無い魚たちは、オルドビス紀の半ばからデボン紀にかけて繁栄し、様々な形のものが生まれました。

 

Q113 最初に上陸した脊椎動物の先祖はどのようなものですか?

A113 シルル紀の終わりからデボン紀のはじめにかけてアゴをもつ様々な魚が一斉に出現しました。アゴは、鰓を支える鰓弓と呼ばれる骨格が変化したものですが、大きな動物を捕食することを含めて様々な食料源を利用することが可能となりました。初期のアゴをもつ魚はわたしたちが普段見慣れている魚とは随分かけはなれた形をしています。たとえば棘魚(きょくぎょ)類と呼ばれるグループは背中やお腹に棘のようなヒレが生えていました。また、よろいをまとったような板皮類と呼ばれるグループもありました。板皮類の中には頭と胴の骨の間に隙間があって口を大きくあけて魚などを餌食にしていたと考えられる仲間もふくまれています。デボン紀後期のディニクチスはその最大のもので、体調は3メートル近くにもなりました。やがて、シルル紀後期には、サメ類を含む軟骨魚類や現在最も繁栄している硬骨魚類が進化してきました。堅い骨でできた骨格をもった魚が出現して初めて将来陸上で重力に耐えて体を支えることのできる骨格の原型ができたといえるでしょう。

 

Q114 硬骨魚類はどのように分類されますか?

A114 硬骨魚類の本流は細い骨が放射状に広がってできたヒレをもった条鰭類で、デボン紀の初めから現在まで、常に水中の動物界の主役の座を保ってきました。さて、デボン紀の海には、硬骨魚に属する別のグループがいました。ヒレの付け根が肉質なために肉鰭類と呼ばれています。肉鰭類は、肺魚、総鰭類、そしてシーラカンスの3つの仲間にわけることができます。この3つのグループは魚の歴史のなかでは、硬骨魚でありながら先程述べた真骨類に至る系統とは違って一度も華やかな繁栄の時代を持つことができませんでした。ところが、陸上を征服する脊椎動物はこの水中ではあまり繁栄しなかった肉鰭類の仲間から出現したのです。肉鰭類は、内鼻孔をもっていることで特徴づけられます。これによって、鼻と口とが鼻腔によってつながれていました。これは、もともと臭覚を高めるための発達したのかも知れませんが、やがて空気を呼吸するのにも役立ちました。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
201位
(31,497成果物中)

成果物アクセス数
56,482

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2019年10月12日

関連する他の成果物

1.「海洋科学から見る水惑星の多角的視点にたつ基礎研究」研究報告書
2.環境シンポジウム1999千葉会議 参加者募集リーフレット
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から