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「海洋科学から見る水惑星の多角的視点にたつ基礎研究」研究報告書? Q&A集

 事業名 海洋科学から見る水惑星の多角的視点にたつ基盤研究
 団体名 日本科学協会 注目度注目度5


Q107 日本で一番古い地層はいつのものですか?

A107 日本では残念ながらカンブリア紀やそれより以前の地層は見つかっていません。日本で一番古い地層は、1980年代のはじめ、筑波大学の安達修子さんたちをはじめとする研究者によって発見されました。地層の中に含まれていた節足動物の貝形虫の化石によって時代を決めることができました。化石は地層がオルドビス紀(5億年〜4億3千万年前)のものであることを示しています。オルドビス紀には、海の生き物が住みやすい広い海が広がりました。気候も温暖だったため、浅海はあっとゆうまに様々な生き物によって満たされました。苔虫(コケムシ)、ストロマトポロイド、床板サンゴ、四射サンゴなどの動物が発展しました。この時代の終わりには、氷期が訪れ、海の生き物が大量に絶滅しました。

 

Q108 生物はいつ陸上に進出したのですか?

A108 39億年前に海で誕生した生命は5億4千500万年前には多細胞動物が一斉に出現するカンブリアの大爆発までたどり着きました。しかし、この長い期間、進化の主要な舞台は水の中でした。大陸のかなりの部分は27億年前にはできあがっていましたから、陸上ももっと早くから生物の進化の舞台になっても良いはずですが、バクテリアや地衣類など原始的な生き物はともかく、高等植物や多細胞動物が本格的に上陸を始めたのはカンブリア紀の次のオルドビス紀になってからと考えられています。そして、脊椎動物の上陸はデボン紀のことでした。

 

Q109 なぜ生き物は古生代になって初めて上陸したのですか?

A109 生物の上陸がこのように遅れた理由ははっきりとはわかっていませんが、大きな理由の一つは太陽からもたらされる生物にとって危険な紫外線であると考えられています。現在の地球では、空気中の酸素から作られるオゾン層が大気の上層部にあって紫外線を吸収してくれるので地上で生物が生存してゆけます。

酸素が大気中にほとんど含まれず、オゾン層もなかった太古の時代には、降り注ぐ紫外線のために地表は生物にとっては好ましい生活の場ではなかったようです。幸い紫外線は水中では、10m程度までしか届かないので、生き物はここでゆっくりと進化することができたのです。オゾン層がいつできたのかははっきりとはわかりませんが、生物が上陸しはじめたオルドビス紀のころには既に存在していたと考えられています。

 

Q110 最初に上陸した生き物はどのようなものですか?

A110 最初に上陸したのは、植物と節足動物でした。植物は、動物に先駆けて上陸しました。コケ類、シダ類、裸子植物、被子植物など、現在陸に住む高等植物は、全て車軸藻とよばれる緑藻の仲間から進化してきたと考えられています。藻類は水中では、水や二酸化炭素やその他の栄養を水中から体の表面を通して取り入れることができ、また水の浮力が体を支えてくれます。

 

 

 

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更新日: 2019年8月10日

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