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「海洋科学から見る水惑星の多角的視点にたつ基礎研究」研究報告書? Q&A集

 事業名 海洋科学から見る水惑星の多角的視点にたつ基盤研究
 団体名 日本科学協会 注目度注目度5


Q98 多細胞動物は、いつ出現したのですか?

A98 多細胞動物も、一つ一つの細胞は、真核細胞でできており、当然真核生物が出現してから後に進化してきました。最古の真核生物が出現したのは21億年も前だったのに、多細胞動物が出現したのは、ようやく6億年ほど前のことです。この間実に15億年ほどの時が流れました。化石の記録を見ると、この間には、肉眼でもはっきり見える、薄っぺらい炭質物でできた化石が世界各地の地層から見つかっています。そして、藻類だろうと解釈されています。やっと約6億年前の地層から見つかるエディアカラ化石生物群と呼ばれる一群の化石や一緒にみつかる動物の棲み跡やはい跡の化石が最古の多細胞動物と考えられています。はい跡の場合それしか残っていないので、それを作ったのがどのような動物だったのかは、いまのところ解明されていません。

 

Q99 多細胞動物が出現したころの化石記録にはどのようなものがありますか?

A99 多細胞動物の最古の確実な記録は、今から約6億年前の数ミリ程度の幅をもった這い跡や堆積物中を移動した痕跡の化石(生痕化石)です。痕跡を残した動物の化石は見つかりませんが、環形動物程度の体制をもった動物であったと推定されています。約6億年前の原生代末には、硬い殻をもたないエディアカラ生物群とともに動物のはった痕の化石が見つかっています。さらに、5億4千500万年前のカンブリア紀のはじめには、肉眼でかろうじて見える大きさの鉱化した棘や鱗をもった動物が出現しました(スモールシェリーフォーナ)。やがて、全身が有機質や鉱物質の硬い殻で被われた、しかも多様な形態をもつ多細胞動物が一斉に出現しました(バージェス頁岩動物群)。

 

Q100 エディアカラ化石生物群というのは、どのようなものですか?

A100 エディアカラ化石生物群は棘や殻などの硬組織をもった多細胞動物達が爆発的な進化を遂げるカンブリア紀の直前、今から約6億年前原生代末に生息した生物群です。産地の一つオーストラリア・アデレード北方600kmにあるエディアカラの丘にちなんで命名されました。多細胞動物とする説と異説の間に論争の決着がついていません。南極を除く20ヵ所以上から発見されています。主に、熱帯から亜熱帯の浅海の砂底に住んでいたと推定されています。従来エディアカラ化石生物群は、腔腸動物、環形動物、節足動物などを含む最古の多細胞動物化石群と考えられてきました。ところが、最近ドイツの古生物学者ザイラッハー(Seilacher)は、異論を唱えました。エディアカラの化石の多くが、極端に扁平な体をもち、また細長い模様が密に繰り返している構造を持つことに着目し、エディアカラの化石はエアマット状の構造をもち、原生代末に栄えた独特の絶滅生物であると解釈しています。そして、これらの生き物をヴェンドビオントと命名しました。

 

 

 

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更新日: 2019年10月12日

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