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「海洋科学から見る水惑星の多角的視点にたつ基礎研究」研究報告書? Q&A集

 事業名 海洋科学から見る水惑星の多角的視点にたつ基盤研究
 団体名 日本科学協会 注目度注目度5


大気中にある水はわずかですので、陸地の水が多くなれば、海水位が下ります。それが極端になるのは、氷期です。氷期には気温が低いので、陸地の氷床が発達します。その分だけ、海水の量は減り、海水位は低くなります。現在は間氷期の中でも気温が高い時期ですが、氷期に比べて、海水位が約100m上昇しています(太陸棚は氷期に発達した海岸近くの平野です。それが100m水没したわけです)。特に縄文時代には、地球全体が暖かい気候で、現在の日本列島の内陸部まで海水が侵入しました。

海水位が変化しても、その分だけ海水の量が変化する、というわけではありません。陸地自身が上下に動くからです。海水の量が同じでも、陸地が隆起すると海水位は下がります。氷床が融けると陸地の上の荷重が軽くなって陸地が上昇しますから、海水の量が増えても、海水位が下がる特異な場所もあります。

 

Q34 なぜ、風がない日でも、沖から海岸に向かって波が打ち寄せているのですか?

A34 風のない日に沖から海岸に向かう波を「うねり」といいます。うねりは、海岸からはるか離れた沖合いの海上で、強い風が吹いたときに発生したものです。海上で低気圧が発達すると、前線の近くで強い風が吹き、時化(しけ)になります。時化の海は小山のような波が立ちますが、風がやんでも、波は消えず、うねりとなって、遠くまで伝わっていきます。外洋をうねりが進む速さは、ジェット旅客機と同じ程度です。しかし、海岸に近づいて水深が浅くなると、次第に進む速度が遅くなります。早く浅い場所に来た波は足踏み状態で他の部分が来るのを待つかたちになりますから、結局、波の峰や谷は、等深線と平行になり、波は等深線と直角方向に進むことになります。その結果、どの方向からうねりが来ても、次第に海岸に向かってまっすぐ打ち寄せるうねりになるのです。

 

Q35 海の中にも季節の変化はあるのですか?

A35 海の中で季節があるのは表層だけです。夏は海面が日射で暖められて水温が上がり、冬は海面が冷やされて重くなり、冷たい水が海中に沈んでいきます。しかし、日本の近くでは、海面から1kmより深く沈むことはまれです。それより下層の深海は、一年中、同じ水温で、しかも、太陽の光は全く届きません。その中で生活している生物は沢山ありますが、一生、昼も夜もない、夏も冬もない、真っ暗な中で暮らしているわけです。

風の力で流れる表層の海流も、一年中、同じ方向に流れています。しかし、インド洋だけは例外で、強い季節風が吹くために、季節によって、海流の方向が反対向きになる場所があります。

 

Q36 深海にもジャングルはありますか?

A36 緑色の葉をもった植物は、日光と二酸化炭素と水からデンプンなどの有機物を作り、それを栄養源にしています。この作用を光合成といいます。光合成のためには、日光が必要ですが、深海は光がないので、光合成を行うことができません。

 

 

 

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更新日: 2019年10月12日

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