距離の関係で、行きたくても行けない人、どうしても時間が取れない人たちもいるわけで、自分自身のことだから何とかするようにと突き放すこともできません。電話相談などという手段も考えられますし、実施しているところもありますが、やはり、直接面接するのに越したことはないでしょう。手紙での相談というのは一方的なやり取りになりやすいですし、相談を受ける方の手数を考えると、やむを得ないときの手段というよりないと思います。
地方のといういい方は少し誤解を招くかもしれませんが、相談室のあるところから離れていてという職場の場合、出張して相談を受けるという方法も考えられますが、メンタルヘルス相談は、一回で終わることはまれで、定期的、持続的にそれが行われなければ、十分な効果が上げにくいと思われます。
むしろ、問題点のみを挙げることになってしまったかもしれませんが、職場のみならず、社会全体にストレスの多い時代では、極めて重要な取り組みであることを強調しておきます。