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ストレス度とアドバイス

ストレス度とは精神的ストレスの程度を見る指標です。ストレスの全くない状態は考えられませんし、ある程度のストレスは健康のために必要とさえもいえます。しかしストレスが過剰に蓄積すると心や身体の異常が生じ、更に進むと生活の破綻を来すおそれもあります。前の指標はあくまでも目安ですが、次のような点に気を付けてみて下さい。

 

0〜5 仕事の上でも生活の点でも良い環境にあるようで、ストレスも比較的少ないようです。このままストレスをためないように心掛けて下さい。

6〜12 仕事をする上で、この程度のストレスがあるのは普通で、特に心配する必要はありません。ただ、ときにはゆっくり休養を取り、趣味を持ったり、軽い運動をしてストレスをこれ以上ためないように努めることが大切です。

13〜20 仕事がうまくいってないとか、身辺に何か大きな変化があったのでしょうか。かなりストレスもたまっているようです。あまり深刻に考えず、リラックスして対処することにしてみましょう。思い切ってゆっくり休みを取り、気分転換の方法も考えてみて下さい。ここでうまくストレスを解消しておけば、また意欲的に仕事に取り組めるようになるはずです。

21以上 かなり深刻なストレス状態になりかかっている、あるいはなっていると考えられます。このままのストレス状態を続けると胃潰瘍などの心身症や神経症、うつ状態になりかねません。カウンセラーや健康管理医ともよく相談し、ストレスの原因を把握して抜本的な対策を考えて下さい。もちろんゆっくり休養を取ることが第一に必要なことは言うまでもありません。

 

 

 

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