日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 社会科学 > 社会 > 成果物情報

カウンセリング・マインド養成研修マニュアル? ?カウンセリング・マインドの育て方?

 事業名 カウンセリング・マインド養成研修マニュアルの作成
 団体名 公務研修協議会 注目度注目度5


つまり何もしていないのではなく、部下が自ら問題解決をし、人間として成長することを、積極的に見守っているのです。そしてこの部下を優秀に育てるか否かの分岐点が、ここでいうところの「積極的傾聴」ができるかどうかにあるのではないでしょうか。

実はアメリカの小話にも次のようなものがあります。「内科の医師は何でも知っているが何もしない。外科の医師は何も知らないが何かする。そして、精神科の医師は何も知らないし何もしない。」というものです。もちろんこれは笑い話ですが、実はこの何もしないということが大変重要であり非常に難しいことのような気がします。

実際の相談場面を思い浮かべてみて下さい。こちらはあくまで問題の外側にいますので、相談者の問題を冷静、客観的に聞いているうちに、「その問題にはこうした方がいいよ」とか、「自分の時はこうやって解決したよ」つい親切心で言いたくなります。しかしそれは、あくまでも問題の外側にいる私の答えであって、本人が真に求めているものと同じとは限りません。つまり、「真の答えは、悩んでいるその人の中にある。私の中にあるのは一般論だ」というのが、ロジャーズの提唱した「来談者中心療法」(Client-centered Therapy 1951)の最も基本的な考え方であります。ロジャーズについては、後ほど詳しく述べたいと思いますが、その中で彼は、「人間は他人によって「修理」されるような存在ではなく、温かく見守ってくれる人との関係の中で、自らの力で問題を解決し、成長していくのである」としました。ロジャーズは決して「あなたの問題の正体はこれですよ」といった診断や助言はしませんでした。相談者の話をきっちりと「傾聴」し、理解したことをフィードバックしていくうちに、相談者本人が、自分の力で問題を整理し、成長していくことを証明しました。そしてそのプロセスにおいて最も大切なことが、ここでいう「積極的傾聴」をするということ、つまり相手の話していることを積極的に分かろうと働きかける聴き方であるとしました。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら

日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
58位
(35,506成果物中)

成果物アクセス数
197,483

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2023年1月28日

関連する他の成果物

1.カウンセリング・マインド養成研修マニュアル? ?職場のストレスとメンタルヘルスを考える?
2.カウンセリング・マインド養成研修マニュアル? ?事例でみるメンタルヘルスへの対応?
3.カウンセリング・マインド養成研修マニュアル? ?セクシュアル・ハラスメントへの対応と研修マインド?
4.平成12年 将来あるべき人事管理を考えるための基礎調査
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から