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事例1

ある船長は、午後5時頃前直者から航海当直を引き継いだが、午後8時頃から、船橋において焼酎等約2合を飲酒、自動操舵装置を使用したまま意識朦朧状態に陥り、午後9時16分航路脇の浅瀬に乗り揚げた。(貨物船499トン)

 

事例2

ある船長は、友人らと海岸にある貸別荘に遊びに来ており、夕食で焼酎等を大量に飲酒後、1人で水上オートバイで遊走し始めた。別荘のオーナーが深夜の航走音を不審に思い海岸に出たところ「バシッ」と言う音が聞こえたため、衝突したものと思い救助を要請。約2時間後、カキ筏付近で救命胴衣を着けうつぶせ状態の船長が発見された。病院で死亡を確認。

 

事例3

瀬戸内海の島に住むある船長は、友人らと飲酒していたが、岩国市内の飲み屋に行くこととなり、自ら操船して航行中、友人との会話に夢中となり港の防波堤に気づかず衝突した。同乗の友人3人が打撲を負った。(モーターボート1トン)

 

月別飲酒要救助海難

(H5年12月〜H11年11月の合計隻数)

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(資料提供/海上保安庁)

 

 

 

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