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表1 ISSC 2000理事会、日本組織委員会及び日本実行委員会

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表2 ISSC 2000実行委員会WG一覧

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また、長崎大学と長崎総合科学大学の関係者には、開催地における種々の便宜を図って頂いた。

本報告では、理事会における本会議の運営、各技術委員会における技術課題検討、そして歓迎行事・同伴者ツアーについて報告する。なお、各委員会報告を掲載した本会議のプロシーディングス第1、2巻1)および各技術委員会報告に対する討論と回答及びISSC 2003の技術委員会構成を掲載した第3巻2)は、Elsevier出版社より刊行され、一般に入手可能である。(角洋一)

ISSC 2000における新規事業

ISSC 2000において新たに導入された事業がある。

委員会構成の中にSpecial Task Committeeなる新しい委員会形式をつくった。設計上解決されることが重要であり緊急を要すると考えられるテーマを選び、単なる過去3年間のreviewのみを行うのではなく、設計上直接役に立つ調査結果や計算結果を出すことが、この委員会の目的となる。これは、ISSCの21世紀に向けての決意「関連業界に直接役に立つ情報を発信する」の一つの具体的な表明である。ISSC 2000においては、最近の事故に関連し、また船体構造の安全性の基本である Extreme Hull Girder LoadingとExtreme Hull Girder Strengthを取り上げている。

さらに、参加者が限定されていて、Proceedingsのみでしか知ってもらう機会のなかったISSCの活動を広く知ってもらうためにPre-Congress Symposiumを開催した。

この詳細は別途報告されている。

さらにHomepageを作ることによりISSCの活動の周知を図った。これと同時にWeb上に各委員会のBulletin Boardを作り、委員会報告書の最新状態や委員同士の意見を知ることができるようにした。また、印刷開始よりかなり前に最終報告書をWebからDownloadできるようにし、それに基づいて会議開催前におけるOnline Discussionを可能とし、討論内容は技術委員会委員長、司会者、Congress Secretaryに同時配信された。(大坪英臣)

 

2 ISSC 2000理事会

理事会は下記のスケジュールに従ってバンケットのあった木曜日を除き会期中毎日開かれた。さらに技術委員会委員長との合同委員会やcorrespondents(非理事国代表)との合同委員会も開かれた。最も重要な議題は

ISSC 2003の開催について

ISSC 2003の委員および委員長の決定

ISSC規約の一部改正

次回中間理事会

である。

ISSC 2003の開催について

ISSC 2003は米国San Diegoで開催され、ChairmanはProf. A. Mansour、SecretaryはDr. R. Sielskiである。

ISSC 2003の委員および委員長の決定

新しい16の委員会構成は表3のようにすでに中間理事会で決定している。Technical CommitteeはISSC 2000と変更はない。Specialist CommitteeとしてV. 2 Inspection and MonitoringとV.3 Collision and Groundingが新たに取り上げられた。両者は同じテーマで以前のISSCに取り上げられた委員会であるが、V.2はsubstandard shipの排除が大きな問題となっているために、新委員会として発足した。

 

 

 

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