Peace House
ピースハウスに春を呼ぶ節分の会
春の訪れが待たれるこの頃です。毎週、シャトルバスでお会いするワンこのナナちゃんも、このところは寒いとみえてザックの中にうずくまってのお見舞いです。
さて、2月3日は節分でした。その日の模様をお知らせいたします。
節分の日の午後ラウンジのテーブルには、小豆餡と胡麻味のお団子、それにもちろんおいしいお豆の用意がされました。
3時少し前から、ご家族やナースに伴われて、車椅子やベッドごと患者さんが集まってくださいました。ラウンジに入りきらないほど大勢のティータイムになりそうです。病室でも患者さんがお茶とお菓子を心まちにされて…。いえ、この日はお茶とお菓子よりも鬼を待っているに違いないはずの患者さんがおられます。
毎週金曜日の午後の『皆で歌う会』に出られていた患者さんのM夫人は「本当に鬼にお豆を打ってよろしいのかしら」と控えめながらもこの日は「しっかり投げましょうよ」と皆を誘っていました。
万端の用意とナースのお話で期待も高まってきた頃、鬼のお面に赤の上下、それにトラのパンツ(なぜか西立野先生に似て)の鬼、赤のタイツにトラのパンツの長身(なぜか大高先生に似て)な鬼の登場です。金棒を振りかざす鬼は、患者さんやナースから「鬼は外、福は内」のかけ声とともに、この時とばかりに投げられたお豆の雨をあびました。
やがて、用意されたお茶とお菓子で会話がはずみます。「年の数だけお豆を食べるのよ」「そんなに沢山食べられないわ」「何年ぶりの節分かしら」などなど。さりげなく向けられたカメラには、いつの間にかあの鬼と患者さんとナースとが仲良く収まっていました。
厳しい寒さで雪が何度か積もったピースハウスにも、今日の真剣な豆まきが春を呼んでくれることでしょう。あの2人の鬼は、北風となれないタイツでかぜをひかなかったでしょうか。「春よこい。早くこい」 21世紀一番の春が、やさしい光とそよ風を、病室の一人ひとりに運んでくれますように。
ピースハウスボランティア 伊藤知子
●フレンドの会
特定の金額を年会費として継続的にご寄付くださる方の会です。
(年によってどの会員でも選べます)
かとれあ会員 10万円以上
はなみずき会員 5万円
ばら会員 3万円
さくら会員 1万円
現在380人もの方にご登録いただき、ピースハウスを支えていただいています。
フレンズ(友の会)1月の新入会
さくら 加藤泰子
お振り込み先
郵便振替口座 00130-6-407939
加入者名 (財)ライフ・プランニング・センター
ピース・ハウス募金口
お名前は五十音順にて紹介させていただきました