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平成12年度第2回運営委員会(議題1資料)

黒部まちづくり草の根国際交流事業

小さくとも魅力あふれるまちづくり国際交流事業

ステップ3「黒部セッション・応用編」事業計画(案)

 

(1) 事業の趣旨

少子高齢化、成熟社会の時代を迎え、今後地方都市が活力を維持していくためにはその町の特徴を作り上げることが必要と言われている。つまりそれぞれのまちのアイデンティティの確立がグローバル化社会では重要である。

本事業では、ヨーロッパの中小都市のまちづくりを、市民相互の草の根レベルの交流を展開する中でその考え方や手法に学び、今後の黒部におけるまちづくりに役立てることとし、事業を3つのステップで推進して来た。

第1ステップ 黒部セッション・基礎編「知る・学ぶ」(平成12年4月完了)

第2ステップ 海外セッション・訪欧編「見る・考える」(平成12年11月完了)

第3ステップ 黒部セッション・応用編「実験する・活かす」

 

(2) 事業の経過

1:第1ステップ(黒部セッション・基礎編、「知る・学ぶ」)

実施事業:欧州4都市から専門家を招いて「国際タウンミーティング」開催

実施期日:平成12年4月

実施場所:富山県黒部市

招請都市:欧州4都市、ウルム(ドイツ)、スネーク(オランダ)、ビゴ(スペイン)、ケンダル(イギリス)から都市計画専門家・観光担当者を4名招請。

事業内容:

国際タウンミーティングから学んだことを要約する。

1] まちづくり―まちづくりは市民にとってよいまちを市民合意でつくること。まちづくりの半分は市民のために、半分は観光客のために行うもの。

2] 観光―観光客の多く来るまちがよいまちであるとのコンセプトをもって強い意志で観光政策に力をいれている。

3] ホスピタリティ 市民一人ひとりがガイド役たるべし。ホスピタリティの重要さ

4] 景観―うつくしい景観は人の心を育てるものである。景観への市民意識。

 

 

 

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