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●数分後、気液平衡器シャワーのマニホールドを開き、ジャケット側を閉じ、気液平衡器内を洗浄する。

●全海水ライン洗浄後、水道を止めマニホールド全て開き排水する。水道側のホールジョイント部分に雄側のコネクターをつけ、ホースをベーシンの中に入れた状態で、SBE21コック側に付いていたホースをはずし、中の水を除去しながら巻き取る。

●排水が終了していれば、ドレインだけ開け他のマニホールドは閉じる。

●気液平衡器目皿をはずし、穴部分のつまり等をきれいに洗浄する。洗浄後セットし直す際にはリークが起きないよう細心の注意を払う。6カ所のボルトの開け閉めは必ず、対角線の方向に、少しずつを心がける。

●タワシフィルターを取り出し、洗浄する。またフィルターカップ部分に残った水をキムタオルなどで除去する。洗浄後はタワシフィルターをつけずにカップのみ付ける。取付後はリークに注意する。

●排水側のバルブを閉め、ノッチ式バルブを元の位置に戻す。

●SBE21データ取り込みソフトを終了する。

●「Sea Term」を立ち上げ、SBE21との通信を開始する。

●コネクト後、「@」→「1」で船位データ取り込みを終了する。

●「q1」でロギングを終了し、ソフトを閉じる。これで、ソフト・装置共に停止する。

 

9-3) 機材撤収

●シーチェストに設置してある船底水温測定装置を停止し、船底水温測定装置一式を撤去し、その旨を機関長に報告する。

●CO2計の「From ANA」フィッティングを緩めておき、気圧の変化によるNDIRの損傷を防止する。

●Mg(ClO4)2管内のMg(ClO4)2を取り除き、ガラス管のみ取り付ける。

●装置等の電源を立ち上げ時と逆の順に切る。

●ポンプユニットの「Sample out」「Purge out」「Sample in」をはずし、ビニール袋などで包んでその場に固定して保管する。はずしたポンプユニット側にもキャップ栓をする。

●消耗品や採水道具など片づけた後、No.14ロッカールームに順次固縛する。

●エアコンユニットルーム内を清掃した後、ビニールシートを全体に被せ、埃が機械類にかからないよう布テープで目張りする。

 

9-4) 船底水温測定装置データ読み取り

●撤去した船底水温測定装置とデータ処理パソコンを接続し、パソコン上の「DCへのショートカット」を立ち上げ、メニューバー・通信の「データ入力」で水温測定装置に保存されているデータをパソコンに吸い上げる。ファイル名は自動的に付けられる。

●メニューバー・オプションの「テキストファイルの作成」で先ほど保存したファイルを選択し、テキスト形式に変換する。

●EXCELでテキスト形式のデータをカンマ区切りのシートに変換し、保存する。

 

 

 

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