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9. 観測終了時作業

 

ここでは、全観測終了時に行う観測システム停止作業、撤収作業並びに船底水温測定装置データ保存方を述べる。

 

9-1) 各装置停止

●CO2計、観測システム監視用パソコンのソフトは画面上の「STOP」を押すだけだが、SBE21ソフトは、次の海水ライン水洗時にも使用するため、一旦データ取り込みソフトを終了した後、再度取り込みソフトを立ち上げる。

●最終取得データをフロッピーディスクにコピーし、データ処理用パソコンにバックアップをとる。

 

9-2) 海水ライン洗浄

下記の手順で、エアコンユニットルーム内の海水ラインの洗浄を行う。

●給水側元バルブを完全に閉じ、排水タンクへの排水がなくなることを確認。デジタル流量計の表示値が0になることも確認する。

●マニホールドを全て全開にし、気液平衡器ジャケット内・SBE21タンク内に残っている海水を排水タンクへ流す。

●標準ガスボンベ後ろに収納してあるホースを使って洗濯室ベーシン水側の蛇口とSBE21横についているコックの内、上から2番目のコック(以後SBE21コック#2と表記する)につなぐ。ただし、昼間は水側の蛇口からも高温の水が出ることがあるため、夜間に実施するのが望ましい。

 

121-1.jpg

 

● SBE21コック#2と#4を開け、水道の蛇口をゆっくり開く。水温が40℃以上に上昇しないようSBE21パソコンでモニターする。40℃を越えるようなら作業を中断する。

● 数分通水した後、SBE21コック#1を開け、#4を閉じる。これでSBE21タンクを洗浄する。塩分値が0.05以下になるまで洗浄する。

● SBE21の洗浄終了後、#2コックを開き、#4コック閉じる。マニホールドのドレインと気液平衡器シャワーを閉じる。これで気液平衡器ジャケットの洗浄を開始する。

 

 

 

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