7. データ整理・保存
随時パソコン上に保存されていく連続観測の各データを、適時フロッピーディスク等によりデータ解析用のパソコンに移し、データ整理および、データバックアップ保存を行う。
7-1) CO2計検量線作成
1日1回(異常時などは適時)検量線を引き、海水・大気値の値を計算し検証する。
7-2) CO2計データ
基本的には、観測を中断することはないが、チャート紙交換やNDIRレンジ切替、またトラブル発生時等には、一度測定を停止し、トラブル等解決後に再度観測を開始する。この時パソコンハードディスクに保存されたデータをフロッピーディスクにコピーし、データ処理用のパソコンに移す。移したデータは時系列に整理する。
7-3) SBE21データ
SBE21は、3日に1度程度の割合でデータ取得ソフトを終了、再立ち上げする。データ空白域をなるべく作らないよう素早くソフトの終了、再起動を行うこと。SBE21本体を終了させる必要はない。
取得したデータはCO2計同様、時系列に保管していき、フラッグ処理などをする。
7-4) 観測システム監視用パソコンデータ
SBE21同様、3日に1回程度の頻度で保管していく。処理方法も同様とする。
7-5) 船底水温測定装置データ
観測終了時まで機器を止める必要なし。終了時にまとめてパソコンにデータを吸い上げる。(後述)
7-6) 船舶気象報データ
ブリッジにて毎日6時間おき(3時間の時もある)に船側で観測、記入している船舶気象報の野帳を4日に1度程度コピーした上で、気象庁配布の「船舶気象報作成ソフトウェア」に従って、入力する。
1] データ処理パソコンに「船舶気象報作成ソフトウェア」フロッピーディスクを入れ、MS-DOSプロンプトを立ち上げる。
2] 最初の入力時のみUTC日時や気圧計の補正値(ブリッジに張り付けてあるものを控えておく)、計算方法などを入力する。