航海:083E航
原因:濃霧状態の天候が続き、大気取り込み口から水分に富んだ空気を吸い込んだ。
対応:原因となる事象発生時に水トラップ内の除水を行った。
事象:供給海水流量が増加した。
航海:085E航
原因:本船のローリング(横揺)により、エアコンユニットルームまで送られてきている海水の圧力が微妙に変動したため、さらに細いラインで分岐し供給を受けている観測用海水の圧力が影響を受けた。
対応:該当事象発生時に、観測側供給元バルブを微調整した。特に海水流量が増加すると、気液平衡器内水位が上昇し、オーバーフローしてしまうため、その後086E航前に海水流量調整器を海水供給ラインに設置した。
事象:供給海水流量が減少した。
航海:085E航、086E航、087E航、088E航、089E航、090E航
原因:海水供給元の給水管部による給水量が減少した。
対応:原因となる事象発生時に、各測器に海水を分岐しているマニホールドを微調整し、流量配分を決めた。
事象:GPS受信不良
航海:085E航、086E航、087E航、088E航
原因:接点不良と思われる。
対応:ケーブルなどの接続部分の点検(つなぎ直し)を実施した。
事象:大気試料吸引ポンプからサンプリングユニット部までの経路に結露が付く。
航海:086E航、087E航、088E航、089E航
原因:雨天(豪雨)や濃霧など悪天候時に、大気取り込み口から湿気の多い大気試料が取り込まれ、室内にあるサンプリングユニットまでの経路に結露が生じた。
対応:結露発生時には、テフロンチューブなど装置各部の除水を行った。