日本財団 図書館


(2) 乗船観測航行時に必要な作業

観測に関する諸作業については、添付の「二酸化炭素濃度観測システム操作マニュアル」参照のこと。

●観測システム保守点検作業(2〜3回以上/日)。

●安全停止システム保守点検作業(2〜3回以上/日)。

●塩分検定用試料採水(2回/日)。

●気象データ入力(1回/3日)。

 

(3) ドック時などに必要な作業

フライングデッキからBデッキまで設置してある大気用テフロンチューブ、ならびにGPSケーブルを取り外す必要がある。エアコンユニットルーム内は特に取り外す器材類はなかった。

 

(4) 観測中の動作不良・トラブル

080E航〜090E航の全9航海観測中に起こった観測システムのトラブルを時系列にまとめた。

 

事象:観測用電源停止 2件

航海:080E航

原因:本船アース発生による元電源点検、船側電源工事に伴う電源停止。

 

事象:海水供給停止

航海:080E航

原因:船側による海水配管点検のため。

 

対応:上記2事象のようなトラブルついては、船側より事前に各種工事点検に関する連絡(緊急の場合を除く)を得られるよう依頼した。

 

事象:安定化電源スイッチ誤押

航海:080E航

原因:安定化電源の取り付け位置が、本観測システム用のラック最下部にあり、当場所での作業中につま先が触れたことによるものである。

対応:スイッチ部分にプラスチックカバー取り付けた。(他の装置類のスイッチにも同様の処置を施した。)

 

事象:水トラップ(大気ライン用水滴トラップ)内に水が溜まる頻度が高くなる。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION