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図2.2.6-4 無停電電源装置

 

2.2.7 観測システム一元的監視装置(観測システム監視用パソコン)

観測システム監視用パソコンは、二酸化炭素測定データおよび水温塩分測定データを同期して取り込み、両データのバックアップを作成する(図2.2.7-1)。データを保存する間隔は5秒以上で任意に設定でき、本観測では1分間隔で記録・保存した。

 

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図2.2.7-1 観測システム監視用パソコン

(上段中央のモニター画面右側と下段のパソコン本体下側)

 

2.2.8 本観測システムの特徴、開発時の問題点および改良結果

一般的に海洋観測船においては、観測装置の設置を前提として、その設置環境が整備されている。一方、本観測システムは一般商船上での海洋観測を実施したものであり、平成10年度からの運用結果によって、初めて把握することができた種々の問題点に対して、安全かつ自動的にその対応が行えるようにシステムの改良を行ってきた。その結果、一度本観測システムを起動すれば、その後のトラブルに対して自動的に観測装置を停止することが可能となり、これにより研究者ではない者にでも海洋観測が可能な観測システムが構築できた。本観測システムの改良として追加した機能および動作結果について以下に示す。

 

 

 

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