単位体積重量は全試料(表層泥及び柱状泥)で1.047〜1.624 g/cm3であり、柱状泥では深くなるほど単位体積重量は大きくなった。柱状泥における単位体積重量の平均値は1.191〜1.503 g/cm3であり、湾奥部のSt.1〜St.3では湾口部のSt.4及びSt.5と比較して小さくなっていた。全地点における表層泥の単位体積重量は1.047〜1.249 g/cm3であった。柱状泥と同様に、湾口部と比較して湾奥部の単位体積重量が小さくなる傾向がみられたが、あまり明瞭ではなかった。
粒度組成はシルト分+粘土分が80%以上の地点が7地点あり、特にSt.1、St.2、St.3、St.6及びSt.7では90%以上であった。湾口部の3地点(St.8、St.9及びSt.10)では、礫分+砂分が24〜73%とやや多くなっていた(図-4.10参照)。