日本財団 図書館


3.3 精度管理

本調査の対象物質であるダイオキシン類は世論の関心が高く、また、環境中のダイオキシン類は極めて低濃度であるために分析操作が煩雑であり、熟練した技術を必要とする。そのため、その測定値の信頼性を確保するため、十分な精度管理を実施する必要がある。

以下に、ダイオキシン類分析における精度管理の留意点を示す。

 

(1) 分析方法

ダイオキシン類の測定は、環境庁の「ダイオキシン類に係わる底質調査測定マニュアル」(平成12年5月)に従い実施した。

(2) 検出下限値の確認

分析を実施する前に表-3.4に示す検出下限値を満足することを確認した。

(3) 二重測定

試料10検体ごとに1回の割合で行い、個々の分析値が平均値の±30%以内であることを確認した。

 

表-3.4 ダイオキシン類(コプラナPCBを含む)検出下限値

010-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION