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図5-4-3-4 階段昇降装置(手動・自動)

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e. 課題

今後の問題点として指摘されているのは、高齢者人口の増加に伴う、STSの利用者数の増加である。そこで、公共交通への振り向け誘導策を進めている。広報によりタクシーによるSTSはコストが高いということをアピールしたり、ローフロアバスの利用促進を進めている。

1998年のSTS法は、サービスを削減したい中であえてSTSを強調したかたちにも見えるが、社会サービス法ではSTSが福祉の分野から離れて交通の分野で担うべきとされており、これを受けて、交通としてのSTを明確に位置付けるために法律を独自に制定する必要があった。同法は、決して公共交通へのシフトを妨げるものではない。必要な人にはSTを提供していこうというものである。

ただし今後は、利用者の資格審査も厳しくなる予定である。

 

 

 

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