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◇ ESTEPの決定:試験的にAP227の実装をする事に決定した。現在開発中のAP227 2nd EditionにShipの要件を盛り込むためShipの要件を明確にし、2nd Editionに盛り込まれたことを確認するためProcess Plantの参加者と作業を行う。しかし、この作業次第ではimplementationの方式を再考することになるかもしれない。

◇ ESTEPからT23-Ship Teamへの提言:資金と人的資源の問題で、両方のAPがうまく完成させるのは困難であるので、AP227 2nd Editionの開発、レビュー、承認に参加し、AP217のCD ballotの準備を中止してはどうか。

 

1.2.2. ボルドー会議(2000年6月25日〜30日)

AP217からAP227への切り替えの経緯と今後の作業予定について報告があった。

船舶の配管データをSTEPで扱うには、2つの方法が考えられる。AP217-Ship PipingとAP227-Plant Spatial Configurationである。ESTEPは、AP217かAP227のどちらを選択すべきか、技術的観点(どちらがより造船業界のニーズに適合するか)、ビジネス的観点(ベンダーがより開発しやすい方はどちらか)から調査し、AP227のimplementを行うことに決定した。このAP227に盛り込むための造船関係のrequirementを確定し、現在開発中のAP227 2nd Editionに造船関係のrequirementが的確に盛り込まれているか確かめるために、Process Plantのチームと協力をしていき、AP227開発でのリーダーシップを取っていくつもりである。

USAが担当のAP217(Ship Piping)はfundingが付かなくなり、AP227(Plant Spatial Configuration)2nd Editionに移行することになり、USAのESTEP Projectで開発を進める予定である。

AP227 2nd EditionのためにGischner氏がEditorをつとめ、また2nd EditionにHVACを盛り込むためにKassel氏がリーダーとなっている。

AP217は、もし必要ならば開発を続けられるように、Stableにしておきたい。現在の開発状況をまとめるために、AP217 Draft Technical Specification(DTS)Ballotの準備をする。

AP227はISの承認がなされ、まもなくISOより公式な発行が行われる。AP227Ed2 New Work Itemの承認プロセスが開始されている。配管のPrefabricationと検査、Ship Requirementが含まれる事になっている。さらにHVAC(可能ならばCable Trayも)を含むため適用亀囲が拡大されるであろう。

AP227のARM Expressは開発中である。船舶の製品モデルの交換方法を規定したAP227 Ship Usage Guideも現在開発が行われている。

 

1.2.3. チャールストン会議(2000年10月15日〜20日)

AP227の審議は行われず、Burt Gischnerから進捗報告およびEd2の今後の計画が報告された。AP227Ed2はNWIが承認され、ARM開発を終了、現在Ship Usage Guideを開発中である。

 

 

 

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