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(2) 放火火災予防対策の推進

ア 放火されない環境づくりの推進

イ 放火火災による被害の軽減対策の実施

(3) 地域における防火安全体制の充実

ア 自主防災組織の整備充実

イ 在日外国人に対する火災予防広報の実施

(4) 特定防火対象物等における防火安全対策の徹底

ア 防火管理体制の充実

イ 防火基準適合表示制度(適マーク制度)の適正な運用

ウ 避難施設等及び消防用設備等の維持管理の徹底

エ 実態に即した消防用設備等の設置の推進

オ 防炎物品の使用の徹底及び防炎製品の使用の推進

カ 特定違反対象物に対する是正指導の推進

キ 工場、倉庫等の防火安全対策の徹底

ク 文化財建造物等の防火安全対策の徹底

 

5 実施要領

火災予防運動の実施に当たっては、住宅火災による死者の発生防止対策の要点をまとめた別紙「住宅防火 いのちを守る 7つのポイント」に関する広報を含め、次の要領により行うものとする。

(1) 消防庁は、各省庁、各都道府県及び関係団体に協力を依頼し、また、テレビ、ラジオ、新聞、インターネット等の各種広報媒体を通じて積極的に本運動の推進を図るとともに、火災予防ポスターを全国に配布するなどの広報を行う。

(2) 都道府県及び市町村は、各種広報媒体を積極的に活用し、住宅防火意識の高揚を図るほか、地域の老人クラブや婦人防火クラブ、町内会、自治会等との連携を図り、高齢者等を中心とした住宅防火診断等の実施や住宅防火対策推進組織・モデル地区の整備・活用等、住宅防火対策の推進に積極的に取り組むものとする。

また、併せて、本運動の高揚と充実を図るため、各種消防訓練、催し物等の行事を積極的に実施するものとする。

なお、本運動の実施に当たっては、地域の実情に応じ、消防団の積極的な活用を図るとともに、必要に応じ、前記5の「推進項目」の他に適宜項目を追加等するものとする。

 

住宅防火いのちを守る

7つのポイント

―3つの習慣・4つの対策―

3つの習慣

○寝たばこは、絶対やめる。

○ストーブは、燃えやすいものから離れた位置で使用する。

○ガスこんろなどのそばを離れるときは、必ず火を消す。

4つの対策

○逃げ遅れを防ぐために、住宅用火災警報器を設置する。

○寝具や衣類からの火災を防ぐために、防炎製品を使用する。

○火災を小さいうちに消すために、住宅用消火器を備える。

○お年寄りや身体の不自由な人を守るために、隣近所の協力体制をつくる。

 

 

 

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