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後述の退職者の実績との関係でみると、退職者がいた施設の比率は回答があった施設全体の22.7%、平均退職者数1.8人であることからすると、総体として、退職と採用の実績は均衡の取れたものとなっている。(第5図)

 

第5図 指導員の採用実績

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2] 寮母(父)

「寮母(父)」の採用を行った施設は、回答があった施設全体の64.9%(126施設)であり、「指導員」の採用と比べると3倍の数の施設で採用が行われたことになる。また、1施設当たりの採用者数も3.8人と指導員の2倍となっている。これを退職者の実績との関係でみると、退職者がいた施設の比率は回答があった施設全体の64.4%(134施設)、平均退職者数は3.2人であるので、総体として、採用が行われた施設数は、退職者のいた施設数より少ないが、採用された人数は、退職者の平均人数を上回っていたことになる。(第6図)

 

第6図 寮母(父)の採用実績

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(2) 一般事務職員と比較した直接処遇職員採用の難易度

採用を行った施設に対して、一般事務職と比べた採用の難易度について重ねて尋ねた結果は、次のとおりである。

 

1] 指導員

一般事務職員の採用と「同じ」であると回答した施設が、回答があった施設全体の33.3%で最も多く、次いで「容易」と回答した施設と「やや困難」と回答した施設が、ともに21.4%であった。(第7図)

 

第7図 一般事務職員と比較した直接処遇職員の採用難易度【指導員】

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2] 寮母(父)

「指導員」と同様に、一般事務職の採用と「同じ」であると回答した施設が、回答があった施設全体の38.1%で最も多く、次いで「やや困難」と回答した施設が17.5%であった。(第8図)

 

第8図 一般事務職員と比較した直接処遇職員の採用難易度【寮母(父)】

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