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心学が拓く二十一世紀の日本

 事業名 心学開講270年記念シンポジウムの開催
 団体名 心学参前舎 注目度注目度4


特に、アメリカからこのシンポジウムのために来日されたロバート・N・ベラー博士のご講演は、示唆に富んだきわめて素晴らしい内容でした。博士がいらっしゃるところはシリコンバレーの中心地です。そこでは、先端技術を核にベンチャー企業が次々と生まれ、理工系の大学を卒業した者や大学の研究者自身が事業家になり、たちまち上場して巨万の富を得るということが、日常茶飯に繰り広げられています。そんな場所に身を置きながら、それらとはまったく次元の異なる世界に価値を見出し、堂々とその信念を披瀝(ひれき)される。私はそこに、アメリカ社会のもつ幅の広さ、懐の深さといったものを感じます。

そういう意味では、日本はどちらかというと単一の色に染まってしまう傾向があるようです。戦後の経済成長一辺倒の姿勢などその典型でしょう。経済大国へと邁進している中で、心の問題、倫理・道徳の問題を真面目に説こうとしても、耳を傾けてもらうのは容易ではありません。ところが、アメリカ社会は、言ってみれば「何でもあり」の世界で、単に多様な価値観をもっているというだけでなく、文化的に重層構造となっているため、簡単に何かひとつのことに流されてしまうことがない。だから、巨万の富の獲得を目指して人々がうごめくシリコンバレーの中心であっても、淡々と心学を説くこともできる。私はそこにアメリカの強さを感じます。

 

 

 

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更新日: 2019年8月10日

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