2] 地域づくりへのかかわり方(図II-3-5参照)
「積極的に参加したい」という団体は7.9%にとどまっており、「機会があれば参加したい」という団体が38.6%と最も多い。また「現状では不可能」、「参加しない」団体は合わせて47.5%と半数近くに達している。自然・文化系の＜市民団体＞は総体的に参加意欲が高いとみられるが、それ以外の団体では消極的な傾向にあることが分かる。
活動地域との関係では、狭山丘陵を主なフィールドとする団体のほうが、そうでない団体に比べて「積極的な参加」を望んでいる。また里山活動の経験が「ある」場合も「ない」場合に比べてより積極的な参加を望む傾向が表れている。
さらに、参加への希望と地域づくりの取組み内容への関心についてみると「積極的に参加したい」とする9団体すべてが「身近な自然を保全し、里山への理解を深める活動」を挙げている。「機会があれば参加したい」や「現状では不可能」とする団体でも、自然にかかわる取組みに強い関心をもっていることに変わりはないが、それに次いで「地域コミュニティと里山とのかかわりを深める」取組みを重視している点は注目される。
