講演1
海洋管理の哲学
―海は人類の共同遺産―
エリザベス・マン・ボルゲーゼ
国際海洋研究所(IOI)
名誉会長
略歴
1918 ドイツ ミュンヘン生まれ
1946〜1952 シカゴ大学 研究助手
1952〜1962 Intercultural Publications誌 編集者
1964〜1978 Center for the Study of Democratic Institutions主任研究員
1972 国際海洋研究所を設立 現在は名誉会長
1979 ダルハウジー大学(カナダ)主任研究員
1996〜 同大学 非常勤教授
相互に密接に関連する海洋問題を全体的な視点から捉え、総合的なアプローチで海洋を管理するオーシャン・ガバナンスの考えを早くから提唱し、海洋を「人類の共同遺産」と捉えたその先見性は高く評価されている。
国連海洋法条約の草案作りや、海洋資源保護の国際プロジェクトの企画などで活躍。
世界銀行、ユネスコ顧問、ローマクラブ会員で数々の翻訳、著書、受賞歴がある。
国連笹川環境賞受賞、アッシジの聖フランチェスコ環境賞受賞。
「魔の山」などの著作で知られるノーベル賞作家トーマス・マン氏の3女。
