日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 社会科学 > 教育 > 成果物情報

学生感想文集「解剖学実習を終えて」第21集

 事業名 篤志献体の普及啓蒙
 団体名 日本篤志献体協会 注目度注目度5


気が遠くなりそうな小宇宙

若林貴志

 

解剖学実習を一通り終えて、一番思うのは、人体とはなんと精巧にできているのだろう、ということである。全ての筋肉には必ず支配神経があるし、血管は体のすみずみに血液を行きわたらせるように走っているし、神経を体の諸器官に働かせて、調和のとれた活動を人体に可能とさせるように走っている。一見ごちゃごちゃとしていて、適当に配置されているようにも見えるが、実は精巧な機械のようになっている(本当は精巧な機械こそが人体に似ているというべきであると思うが)。人間とほとんど同じように動けるロボットを作ろうとしても、あまりに緻密すぎて無理であろう。

このように構造の複雑な人体が、もともとはたったひとつの細胞で、それが発生段階でいろいろに分化してできたものであるというのは非常に不思議で、よくそんなことが起こるものだと感心してしまう。その不思議な人体をもっと詳しく見てみれば、今度は細胞が現れ、その中には細胞内小器官があり、それらは細かく見れば原子からできていて、と続いていく。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら

日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
32位
(35,690成果物中)

成果物アクセス数
277,564

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2023年4月1日

関連する他の成果物

1.「献体とは」リーフレット
2.http://www.kentai.or.jp/
3.JISE公開講座 ポスター「水辺の環境と私たちの暮らし」
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から