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図3.2.5-1 1,000km離れた2点間の水温分布の断層像

(出典:中埜岩男、“海洋音響トモグラフィーとATOC”、電子情報通信学会誌、81、5、488(1998))

 

(3) 今後の展望

 

個々の要素技術(例えば、音源の効率化)の発展およびそれらによるシステム全体の高精度化、リアルタイム性の向上なども期待されるが、ATOC計画やJAMSTECのエルニーニョ観測への利用に代表されるように、音響トモグラフィーの技術の利用および他の観測・解析手法との融合による総合的かつ大規模な海洋観測に寄与して行くものと考えられる。

 

 

 

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