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北極海航路?東アジアとヨーロッパを結ぶ最短の海の道?

 事業名 北極海航路開発調査研究
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


3.1.9 永久凍土

 

夏をはさむ2冬以上、凍結したままの状態を保つ表土や地盤の状態を永久凍土という。シベリア、中国奥地、アラスカ、カナダ北部に広く分布し、全陸地面積の14%を占める。永久凍土の厚さは、ヤクーチア地方が最も厚く、1,000m近くに達している地域もある。

永久凍土が水平的にも鉛直的にも連続している地域を連続永久凍土、部分的に永久凍土でないところを含む地域を不連続永久凍土と呼ぶ。その現在の分布を図に示した。最終氷期に海面上に出ていた大陸棚は厚い永久凍土を形成したが、その後の海水準上昇によって海中に没した。上を覆った海水は結氷温度が-1.5℃前後であり、夏でも水温があまり上がらないので、この大陸棚の永久凍土はほとんど融けることなく海底に存在し続けている。それが、図の海底永久凍土である。最終氷期にスカンジナビア氷床、ローレンタイド氷床に覆われることのなかったタイミル半島からマッケンジー河口付近までの大陸棚に、海底永久凍土が広く分布しているのを見ることができる。

この海底下永久凍土がほぼ一定温度で保存さてれいるのに対して、陸上の永久凍土は、夏と冬とで100degの温度差に達する気温の季節変化に晒された。冬の寒さでできた割れ目に融解水が流れ込んで凍り、氷のくさびが作られた。氷のくさびは年々成長し、北極海沿岸では、その氷が非常に厚く、土の柱が逆にくさびに見えるところもある。シベリアの北極海沿岸やレナ川、ヤナ川、インジギルカ川、コリマ川の流域などには、氷の崖が存在する。永久凍土の地下氷やくさびの氷の断面が露出したもので、融解による後退が速くエドマ(腐蝕した大地)と呼ばれている。

 

031-1.gif

永久凍土分布(木下、1988)

 

031-2.jpg

エドマの景観(写真:福田正己)

 

 

 

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