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●大鳴門橋の通行台数(鳴門市)

・明石海峡大橋開通後1ヶ月の大鳴門橋通行台数は、1日平均17,409台。前年4月は9,400台で、対前年比は約1.8倍。

・開通後6ヶ月間の1日平均は18,176台で対前年比1.9倍。特に平成10年5月と8月は、対前年比が2倍以上になっている。

・開通後1ヵ月間で明石海峡大橋を渡った車両のうち、大鳴門橋を渡った車両は約60%。阿波おどり期間中(8/8〜8/16)は約65%。

 

●明石海峡大橋および大鳴門橋の車両通行台数

(平成10年〜11年)

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●徳島〜淡路のバス便の減少(鳴門市)

・徳島県側から直接神戸、大阪に向かう人が増えているため、徳島〜淡路のバス便が減少。昭和60年の大鳴門橋開通以来、淡路〜鳴門間のバス便が定着し、淡路の人々にとって鳴門が生活圏になっているだけに残念な問題。

●駐車場不足(松茂町)

・観光バスは増えたが、大型バスが駐車できる駐車場が不足している。町内で大型バスが立ち寄ることができる飲食施設は、ハレルヤ製菓経営の「阿波の里」ぐらいしかない。

・現在、町内に「新徳島交流ターミナル」の整備が計画されている(ハード整備の項参照のこと)。

 

◇観光客数

●鳴門市内では大幅に増加

・大鳴門橋開通前年の昭和59年に275万5千人、開通年の昭和60年は585万7千人、それから徐々に減少し、東四国国体の開催やドイツ館の整備された平成5年には401万6千人、平成9年には387万2千人となったが、明石海峡大橋開通の平成10年には約866万5千人と大幅に増加した。平成11年度は、前年度より減少する見込み。

・渦まつり…平成9年は2万5千人、10年は6万人。

・阿波おどり…平成9年は8万8千人、10年は11万5千人

・納涼花火大会(阿波おどりの4日目に実施)…平成9年は14万2千人、10年は17万5千人。

・鳴門公園駐車場利用台数…平成11年のゴールデンウィーク中は11,890台、59,461人。1日平均1,219台(前年比1.7倍)、5,277人(前年比2.5倍)。特に大型バスは711台、1日平均64.6台で、前年比7.6倍。平成10年の観光客数の前年比は、6月、7月に4倍を越えている。

・大鳴門橋架橋記念館エディ…平成11年の4〜9月の入館者は前々年比約2.3倍(平成10年はリニューアルのため閉館)。

 

●鳴門市の主なイベント別観光客の推移

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●鳴門市内の観光客数の推移

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●阿波おどり(徳島市)

・今まで人出のピークは午後8時頃だったが、開通後は日帰り客が増え、開始早々の午後6時から混雑している。日帰り客に対応するため、阿波おどり期間中は吉野川河川敷緑地およびマリンピア沖洲に臨時駐車場を設け、会場までシャトルバスを運行。

 

◇市民生活

・京阪神が日常生活圏になり、休日には大阪・神戸へ買物に出かける女性客が多い。徳島側の心理的距離感が縮まっただけでなく、京阪神側も徳島を日常生活圏として考えるようになった。

 

 

 

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