●サンセット阿那賀ふれあいの町づくり(西淡町)
・兵庫県瀬戸内海地域マリノベーション拠点漁港漁村総合整備計画にもとづき、町内の3つの漁港とその水域を整備。
1]丸山漁港
・整備主体は県。整備対象となった3つの港のうち、計画内容、事業費ともに最も大きい。平成5年3月、水産庁から「ふれあい漁港整備計画」の認定を受ける。一部を新たに埋立て、漁港改修だけでなく、地域住民の交流を促進する施設の整備をめざす。平成6年に着工し、一部は完成。
・西淡町立海釣り公園…マリノベーション構想以前から整備がされ、平成5年オープン。周囲250mの弁天島にそって、幅3m、長さ150mの釣り台を整備。
・魚彩館…雇用促進と地域産物の普及を目的とした新農村地域定住促進対策事業の一環として、平成7年にオープンした海産物直売所。
・丸山活性化センター…漁業者のための地域センター。集会所、調理実習室、和室、情報コーナーなどを備える。
・展望広場…魚彩館に隣接して、大鳴門橋を望む展望広場を現在整備中。平成12年3月のジャパン・フローラの開催に合わせて、オープン予定。具体的な利用方法については、今後検討。
・埋立て地(東部)…埋立て用の囲いは完成し、現在土取り待ちの状態。地域の人たちがゲートボールやソフトボールができるようなスペースにしたい。
・利用調整事業にあるヨットハーバーは計画を検討中。
・漁港南側の県道南淡・西淡線は、平成11年度中に整備完了予定。
2]阿那賀漁港
・漁港施設整備が中心。整備主体は町。現在7〜8割完了。
・従来小さく2つに分かれていた漁港を1つに集約。地域の特産品である灰干しわかめを干す場所も確保。防波堤の延長など漁港の整備に併せて、河川整備も行う。
・下水処理施設も整備する予定。
3]伊毘漁港
・整備主体は町。旧漁港に隣接して、埋立てによる新港(船だまり)、海水浴場を整備。
・新港では、阿那賀漁港整備で使用する資材の積み出しを行っている。
◇パーク&ライド
●陸の港整備事業(西淡町)
・明石海峡大橋の開通に伴い、フェリールートが廃止され、島外へのアクセスは高速バスが唯一の手段。住民と来町者の利便性をはかるため、志知バス停附近にパーク&バスライドを整備。
・県と町の施工で全体面積は17,700m2。駐車場の他、休憩所、トイレを整備予定。平成12年5月の完成見込み。
◇海水浴場
・阿万海岸海水浴場(南淡町)…シャワー、トイレ施設は常設。町内では、この海水浴場以外は遊泳禁止。
・伊毘海水浴場(西淡町)…海水浴場を新たに整備。平成8年度、工事に着手し、平成11年8月初旬に階段護岸および養浜が完成。平成12年夏季までに、トイレ、シャワー、駐車場、バーベキューサイト、オートキャンプ場を整備予定。
◇キャンプ場
・じゃのひれオートキャンプ場(南淡町)…以前大鳴門橋の資材置場だった場所で、(株)大京が開発を計画。規模は130区画で収容人員約520人。平成12年4月オープン。
■アクセス・回遊ルート
◇アクセス
・京阪神からは観光地、リゾート地としてのレジャースポット。特に海水浴は、大きなウエイトを占める。
◇公共交通機関
●高速バス
・神戸淡路鳴門自動車道を利用して、京阪神と淡路、徳島を結ぶ高速バスが多数運行。福良〜高速舞子、福良〜三宮の南淡町および西淡町内のバス停は、福良(南淡町)、淡路島南IC(西淡町)、西淡志知(西淡町)の3ケ所。福良は「うずしおドームなないろ館」前にバスターミナル。
・福良〜高速舞子は1日20便、福良〜三宮は1日8便運行。福良発着の高速バスは、淡路島の各高速バス停に停まるが、平成11年10月から、福良〜陸の港西淡(西淡志知)〜榎列〜緑PA〜三宮までのノンストップ便が運行されている。
◇自動車道路
・県道阿万バイパス(南淡町)…主要地方道県道洲本南淡線は、地場産業の瓦や農産物、鮮魚などの流通、四季を通じて訪れる観光客、また地域住民の生活道路として利用されているが、交通量も多く道路幅員も狭いため、バイパス道路を整備中。平成5年にルートの承認、平成12年3月、一部供用開始。
・オニオンロード(南淡町)…阿万と洲本市千草を結ぶ広域営農団地農道。平成15年完成予定で進めている。
◇海上ルート
●うずしお観潮船
・ジョイポート南淡路・屋形船(南淡町)…福良港内のうず潮観潮船。咸臨丸を主流に運航している。料金は大人2,000円、子供1,000円。所用時間は60分。平成12年2月に新造した「日本丸」はジャパンフローラ会期中は、会場にある「交流の翼」港に停泊し、明石海峡大橋遊覧を行う予定。ジャパンフローラ終了後は、咸臨丸と共に、うず潮観潮を行う。同港からは、うず潮観潮船「屋形船」も運航している。
・マリノポート伊毘(西淡町)…伊毘港内の民間施設。うず潮観潮船「ヘリオス」を運航。うず潮まで5分と近く、料金は大人1500円、子供800円。
