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(3) 係船索の絡みや捩れの防止

引き出し中の係船索をコントロールすることは、フェアリーダーやスタンドローラーの機能の一つであり、ローラー等を2カ所以上経由することは更に有効である。コイルダウンまたはスネークダウンをする場合、次のことに留意する。

長さ:綱取りボートに渡してから桟橋まで届く十分な長さとする。

場所:ホーサーリールとフェアリーダーの間に行い、2か所に分けてもよい。

方法:できるだけ大きくコイルダウンし、ひっくり返して階段状にしておく。

(4) 綱取りボートヘの係船索の手渡し方法

綱取りボートに安全に手渡すため、先渡し分を数メートルほどフェアリーダーから近くのハンドレール又は甲板上に延ばし、船側の安全な場所で手で支え、水面まで垂らして渡す。

 

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(5) 係船索の繰り出し方法

係船索の通り道は、係船設備の配置や作業場所の広さによって異なるので、次のいずれかの方法によって、係船索に抵抗をもたせる。

 

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