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(13) 但し、2基打ちは、平均8時間位で積み切るので、現時点においては、排水に余裕がないのが現状である。なお、No.3及び4のセンターバラストは、航海中の室戸付近を境にして排水する。(他のタンクよりエダクターの時間がかかる。)

(14) バラスト終了後のサウンディングは、フォアピークタンク及びディープタンクの2個所だけでよい。各当直士官は、甲板手がサウンディング後、白板にトータルバラストを出して下さい。

(15) 1基打ち、または2基打ちにかかわらずNo.3及び4のホールドの積荷が終了した時点でブームコンベアーを架台に格納する。

但し、2基打ちで、バラスト並びに他の作業でやむ得ない時は、ブームコンベアーはセンターに戻しておくように。

(16) バラスト排水完了後、2号側にポンプを停止した状態で1分30秒から2分後に警報が鳴るので、当直者は、必ず忘れないでブザー停止とフリッカーを順次に押して警報を止めてください。

(17) 積荷中、1基打ちおよび2基打ちにかかわらず1.5度以上、傾斜させないように注意を払うこと。特に、2基打ちの場合はトランシーバーにより交信しながら細心の注意を払うように。機関室の燃料油船底タンクの警報の原因になります。

(18) 各当直者は、積荷残が500トンおよび300トン前になったら士官並びに甲板長(甲板員)に電話してその旨を伝える。

(19) 当直士官は、積荷の事情によりデッキマンを本船側に配置することができないので最後の仕上げには、リーダーとして綿密な連絡をとり、指示するように。

以上

 

 

 

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