5-4 石灰石専用船の積地港積荷操作手順
(1) 入港スタンバイになったら二航士は、荷役コントロール(荷役制御盤)のブームコンベアー及びバラストの電源を切る。
(2) 甲板長は、責任を持ってブームコンベアーのタンバックルを取り外す。(テレスコピック及びハンドルポスト間側計4か所)
(3) 入港スタンバイ完了後、甲板長・甲板手は、No.3及び4のハッチカバーは船橋(船長)から船の接岸作業状態の安全確認ができないので、接岸後、開放すること。(但し、天候不順及び夜間並びに波浪がある場合は、この限りではない。)
(4) 接岸作業完了後、甲板長は、リモートコントロールにより、ブームコンベアーを速やかに左旋回し、ローダーのシューターが積荷に支障がない範囲まで振り出す。(1バースの場合は右旋回)
(5) 三航士は、海水比重・雑用水及び飲用水のサウンディングを行う。(白板に明記)その際、入港時間及びシフト時間を忘れず明記。
(6) 二航士は、積荷が1基打ちの場合、先船などで積荷遅延にかかわらずNo.3及び4のセンターバラストを直ちに排水する。
(7) 積荷開始(1基打ちの場合)
(8) 各当直者は、バラスト排水に当たり、積付図を参照しながらトリム1メートルを保持して作業に入ってください。
(9) 最初、No.3ホールドを3,000トンにして、そのホールドのNo.3バラストタンクを排水。後は、No.2・1及び4のバラストタンクを手際よく排水すること。
フォアピークタンク・デイープタンク及びアフターピークタンクは、トリムの度合いにより排水する。
(10) 1基の場合は、積時間が平均12時間位かかるので十分余裕がある。
(11) 積荷開始(2基打ちの場合)
(12) 2基打ちの場合も、1基打ちと同様の手順通り、積ホールド個所のバラストタンクを排水する。