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<表1>知識統合の3つのケース

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1)統合(統一化)

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2)相互交流

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3)Synthesis

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図2 知識の統合における3つのケース

 

5. 結語

超領域を構成する個別の単位としての科学分野あるいは学問領域とはどのように定義されるのか、これらの分野は何故放っておくとタコツボ化してしまうのか。さらに超領域、あるいは学際研究とはどういうものであり、そこでめざされる領域間の知識統合というのはどのように可能なのだろうか、といった問いについて、科学社会学における知見をもとに考察を行ってきた。本事業は、海洋科学に関連する諸領域の関係性を可視化する作業を行っているが、地図を書く、という作業は、ふだん確実にあると信じ込んでしまっている領域境界の存在の意味を再考させる機会を与える。

 

 

 

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