これが症状コントロールをした結果であり、急変ではないと理解できた。また、ホスピスは患者が主体である。褥創処置など疼痛があり患者が拒否する場合はどうするのかと看護婦に聞いてみた。すると、まず疹痛コントロールができていないから患者は拒否をするのであり、疼痛コントロールを優先に考えていかなければならないという答えが返ってきた。症状コントロールと、処置、生活とは別に考えていたことに気づいた。講義で学んだことを結び付けて実践することは難しいと感じた。しかし、症状コントロールができればQOLの向上につながることを理解し、自分の考え方を変えることができた。
おわりに
緩和ケアの倫理から始まり、研修で学んだことを実習を通して実践し、改めて自分自身の不足分、自分の問題点を明らかにできた。緩和ケアは一般病棟でもできることが分かり、学んだことを自分から実践し、スタッフ全員で少しずつ実践していけるよう取り組んでいきたい。