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「優れた看護婦は何年仕事を続けていても<私は毎日何かを学んでいます>というものなのです。私は命の最後の時まで毎日毎日努力して学びつづけるでしょう。<足失いしその時は、足なきままに戦えり>と民謡で歌われているように、他者を介護しながら学ぶことが不可能になった時には、看護されながら、つまり<私>を世話してくださる看護婦さんの看護をみながら学ぶことでしょう」

私は長年、看護婦をしてきて、ターミナルケアに関わりたいと思うのは、患者のケアを通して自分が確実に成長していると思えるからである。私はこの研修に参加し、最初に立てた目標の80%は達成できたと考えている。今後も常に学ぶ姿勢を大切にし、この研修から得た学びを今後、実践に移していくことで、理解を深めていきたい。

この研修を通し、いろいろな人生を歩まれてきた患者さんから学ぶことは多く、自分が人間としてこれからどう生きていくべきかを考えさせられた。私は二度とこない<今>を大切に生きることを今後の課題とし、努力していきたい。

今回の研修に参加し、23名の研修生と出会うことができた。研修中の講義やグループワーク、休み時間など、お互いに刺激しあい、学んだことも多い。今後もこの出会いを大切にし、お互いに成長していきたいと思う。

最後に、この研修の機会を与えてくださった看護部長をはじめ、病棟婦長、スタッフの皆様、助言、指導してくださった金子先生をはじめ、講師の方々に深謝する。

 

 

 

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