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○情報提供・PR

環境問題、道路混雑、労働力問題といった物流をめぐる制約要因が顕著になるなか、トラック輸送に過度に依存しない物流体系の構築が求められフェリー輸送はその担い手としての役割が期待されている。

そのため、単位輸送量当たりのエネルギー効率が高く環境に対する負荷が低い海上輸送のメリットを広くPRしていく必要がある。

フェリー輸送はトラック事業者を荷主とするケースが多いが、製造業や卸売業などの真荷主に対してもフェリー利用を働きかけていく必要がある。その際には、営業スタッフの増員は困難なことから、インターネットの活用等は有効と考えられる。

 

(3) コスト競争力の向上

平成12年10月の需給調整規制の原則廃止による事業者間の自由競争の拡大、他の輸送機関との競合激化といった背景のなか、フェリー輸送のコスト競争力の向上が重要である。

《提言》

○無人車航送の拡大

 

○無人車航送の拡大

瀬戸内航路は北海道航路などと比較して無人車航送がそれほど進展しているとは言えず、これの拡大により利用者のコスト削減が進む余地が残されている。

無人車航送を拡大していくためには、トラック事業者等との連携が求められる他、神戸港におけるドライバーの利便施設の充実が必要である。

 

 

 

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