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3. 通報時期と入航計画

通報には最初の航路通報と、その後の変更通報がある。ここでは通報について次のことを調べた。

・第一報(一番最初の航路通報)の時期と、入航予定時間の実入航時間からのズレ

(実入航時間(航路IN))−(第一報通報時間)

(実入航時間(航路IN))−(第一報通報時における入航予定時間(入航指示時間))

最終通報の時期と、その時の入航予定時間の実入航時間からのズレ

(実入航時間(航路IN))−(最終通報時間)

(実入航時間(航路IN))−(最終通報時における入航予定時間(入航指示時間))

3.1 東京湾、浦賀水道航路入航実態

表1.1 東京湾北南航船の第一報の時期と通航予定時間のズレ(単位はh)

122-1.gif

表1.2 東京湾北南航船の最終通報時期と通航予定時間のズレ(単位はh)

122-2.gif

・通報時期にバラツキが大きい。

・北航において第一報の時期は平均で240時間前(10日)であり、最終通報時期は平均で63時間前(約3日)であった。

・南航において第一報の時期は平均で268時間前(約11日)であり、最終通報時期は平均で74時間前(約3日)であった。

・最終通報で入航予定時間の精度は向上している。

・北航において最終入航指示時間のズレは平均で-0.085時間(約5分早着)、標準偏差0.3時間(約18分)であった。

・南航において最終入航指示時間のズレは平均で-0.073時間(約4分早着)、標準偏差0.6時間(約36分)であった。

 

 

 

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