調査の結果から、全ての供試体は、温度の上昇とともに1g当たりの滴下数がほぼ同じ傾向で増加(1滴当たりの質量が減少)した。
油分散剤は、D1128が2度において滴下数がS-7より4滴少ないが、その他は1滴の差でほぼ同じ傾向を示したことから、3つの分散剤の平均値を同じ滴下数とみなし、2度は50滴、15度は52滴及び30度は55滴とした。
原油及びA重油は、1〜3滴の差の範囲でほぼ同じ傾向を示したことから、これらの平均値を同じ滴数とみなし、2度は45滴、15度は48滴及び30度は49滴とした。
C重油は、15度は34滴及び30度は38滴を示したが、2度においては粘度が30,000cStとなり測定不能であった。
これらをまとめた結果を、表3-3-3に示す。