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「また来てみたい」と言われる企画を

[スタッフ]

黒部市民病院地域医療保健室

藤田由紀江(ふじたゆきえ)

 

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毎年、多くの方々から参加申し込みを受けるたびに、同じ病気の友人がほしいとヤル気のある子、さまざまな不安を持ちつつ参加される親子など、私の中で参加者の表情が思い浮かびます。「来てよかった。また来てみたい」と満足してもらえるよう、企画運営に携わりました。

多くの方に笑顔もみられ、ほぼ満足してもらえたように思いますが、一部不満を残した参加者もあったと思います。反省点を踏まえ、今後フォローしていけるよう、取り組んでいきたいと思います。

 

ターニング・ポイントになれば

[ヤング]

29歳・11歳で発症18年目

小山直美(こやまなおみ)

 

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このキャンプに参加して5年が経ちます。最初は医療スタッフに誘われ渋々の参加でしたが、同じ糖尿病を持つもの同士、悩みは皆一緒なんだとわかり、交流を深めるのが目的で、毎年楽しく参加するようになりました。

今、自分がキャンプを企画運営する立場になって思ったのは、私達のキャンプはヤング同士の交流だけがメインで、それ以上の発展がないということでした。昨年のTOPセミナーに参加して、その思いはますます募りました。

1型糖尿病を世の中にもっと理解してもらうためには、ヤング自身が1型糖尿病を理解し受容する必要があると思います。今後のキャンプがヤングの受容過程の助けになればいいと期待しています。私以外の人にとっても、キャンプがターニング・ポイントになれば幸いです。

 

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川で水遊び(小学3年生以下)

 

力強いキャンプを

[ヤング]

富山厚生連高岡病院・31歳・25歳で発症6年目

飯野善朗(いいのよしあき)

 

今回で5回目の参加となりました。発症当時の自分は、ショックで周りを見ても自分のような若い病気の人もいなくて大変落ち込んでいました。

 

 

 

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