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主目的は親睦にあり

[医師]

黒部市民病院小児科

竹谷徳雄(たけたにとくお)

 

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私達のキャンプは医療スタッフによる手作りで、親睦が主目的です。初日、夜の懇談会では、父母から自己紹介を兼ねて悩みを打ち明けていただきました。

問題の多くはまず治療法が決まっていて、いかに生活を合わせていくか、その葛藤によるものと、周囲の1型糖尿病に対する無知による差別に起因するものでした。

これに対して2日目の内潟安子先生のご講演で、生活に合わせた理にかなった治療の妙を明快に解説され、目から鱗が落ちる思いをしました。

 

収穫の多いキャンプ

[医師]

市立砺波総合病院内科

大沢謙三(おおさわけんぞう)

 

初めて多くの父母同士が一同に会して悩みを語り合えたこと、内潟先生の衝撃的講演とその後の個人面談、ヤングとの交流など、今回は特に父母の方々にとって新鮮で収穫の多いキャンプだったと思います。

医療スタッフにとっても、新しい経験が多かったのではないでしょうか(私は「お岩さん」や「裸踊り」も体験しました)。

「次はさらに新しいものになる」という予感と、そのための宿題をもらって帰途についたキャンプでした。

 

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すごろくゲーム(じゃんけんおじさん)

 

大きくなってほしい子ども達の輪

[スタッフ]

市立砺波総合病院

金井洋子(かないようこ)

 

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主に小児のレクリエーションを担当しました。とにかく「楽しかった」「楽しいキャンプだったね」の声が聞かれるように、たくさんのスタッフの協力を得ながら、無事2泊3日のキャンプを終えることができました。

私達がこのキャンプに描いていた内容の60%ほどしか出しきれませんでしたが、200人近い人たちがひとつの目標に向かって行動できたこと。けが人が出なかったこと。そして、アンケートの結果、93%の方が「楽しかった」「よかった」と評価されていることからも、すばらしいキャンプだったと感じます。

 

 

 

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