日本財団 図書館


なるほど、同社の各地にある支店では次のような地域に密着した多様な活動が行われていた。

■北部支店…一九九三年から各職場に募金箱を設置、集まったお金をもとに苗木を購入し、地域の公共施設の植樹活動に充当。

■日立支社…三〇名ほどの社員が週に一回支社周辺の空き缶やゴミ拾いなどの清掃を行い、地域の環境美化に協力。

■中央支店…四年前から毎年春と秋に一人暮らしの高齢者を訪問し、ガス器具の点検などを実施。

また多摩支店では、三〇年ほど前から災害時には非常に弱い立場に置かれる高齢者の家庭を訪問しガス漏れの点検を行っている。業務の一環として実施しているが、お年寄りからは大変喜ばれており、社員と地域の方とのふれあいの場になっている。

九九年四月、社会文化センターは、新しいボランティア支援策の一環として、ボランティアに興味のある社員のための会員組織「東京ガスボランティアネットワーク」を設立した。現在までに約一四〇名の社員が登録している。社会福祉協議会、NPO、行政などからの情報が電子メールによりタイムリーに会員に届く。会員はその中から自分がやってみたいものを選び自分でやってみる。ボランティアに興味はあるが情報がない社員が多いのだ。会員組織にしたのは、全社員を対象にするよりも効率よくボランティアの輪を広げられると考えたから。将来はボランティアを経験した社員が会社をリードしていくと思っている。「不況でもボランティア活動への熱意は衰えていません。金が出ないなら頭を使う、担当者の腕の見せどころです。ボランティアに熱心な企業はますますよい企業になるでしょう。よいことをやっていると気持ちがいい。よいことをやっている会社は好きになれるし、社員の誇りにもなります」と鯏弔気鵑鰐椶魑韻笋?擦届辰靴討?譴拭?斑鰐?肪紂垢函疋椒薀鵐謄?△領悗發気蕕帽??襪海箸世蹐Α」

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION