さらには社会福祉協議会に登録し、週二回の送迎ボランティアを行っているほか、個人的にも地域に住む視覚障害者の生活支援を買って出ているという。
「おかげで、なんやかんやと用事が入って、いつもカレンダーは真っ黒。会社をリタイアしたとはいえ、自分の時間なんてほとんどないんですよ」
そう言って苦笑いする斉藤さんだが、その表情は実にイキイキとしたもの。きっと、毎日が充実しているのだろう。
最初は"ボランティアでもやってみようか"という軽い気持ちだった
そもそも斉藤さんがボランティア活動をはじめたのは、今から一五年ほど前。横浜市のボランティアセンターに出向き、送迎ボランティア登録をしたのがきっかけだという。