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老人保健施設での交流体験。校長先生も飛び入り参加!

 

また、大田区社会福祉協議会・大田ボランティアセンター、東京都社会福祉協議会・東京ボランティア市民活動センターなどより、学校での講演会のPRや障害者の方の搬送のボランティア斡旋、ワークキャンプの開催のご協力などをいただきながら活動を広げています。

今後の方向としては、新学習指導要領の福祉科目にある「社会福祉基礎」などをカリキュラムに取り入れ、さらに深めた教育活動をすすめていきたいと考えています。本校を卒業する段階では、特に資格取得ができるわけではありませんが、将来福祉関係に進路を希望する生徒にとって、さまざまな体験学習により福祉の実際に触れられることは、大変意義深く、福祉を進路に考えていない生徒にとっても、ノーマライゼーションを考える基礎づくりとして意義深いと考えています。これからも地域とのつながりを大切に、福祉教育をすすめていきたいと考えています。

 

生徒の感想

私の両親は、聴覚障害者のため人前で手話をするのが嫌なことがありましたが、施設実習で老人ホームへ行った際、聴覚障害のお年寄りがいて、手話を使って会話できたことがとてもうれしく思いました。将来は、福祉関係の進路につきたいと思っていますが、実習での体験はとても有意義でしたし、手話や両親への気持ちも以前とは変わりました。

 

 

 

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