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絹川氏は企業と地域とのかかわり方、行政への要望を関西言葉で笑いを誘いながらも奥深く話された。国生氏の「一人ひとりの命を大事にすることが福祉」の言葉に感銘を受けた。行政が変わり、企業が変わり、市民団体が地域に広がりつつあり「日本が動く」と感じた方々が多かった。財団に対しては、市民と行政、企業をつなぐパートナーシップ構築のための働きかけ、社会への発信、高齢者、子供、地域づくりなどふれあい社会づくりにあたってのプログラム、ネットワークの全国展開、地方での開催希望などの要望をいただいた。(和久井)

【2月10日】

東京・小平市立小平第十五小学校の4年1組で授業を行う。テーマは、「お年寄りのことを知りたい」。子供たちは、それぞれ手に手作りの名刺を持っており、29人の子供たち一人ひとりと名刺交換をすることになった。ほとんどの子供が自分の名前を私の方に向けて、両手で持って差し出してくれた。先生に後から聞いたが、授業の時、子供たちはとても緊張していたが、今も私の名刺を大切に持っていてくれているとのこと。日頃子供たちが接したことのない外部の人の授業への参加は、その時でなければできないちょっとした工夫によって、さらに子供たちの社会性を育む絶好のチャンスとなることを改めて教えていただいた。(有馬)

【2月20日】

東京・江東区さわやか広場のキーワード「高齢者を情報弱者にするな」の具体的実践に向け、2月20日(土)、江東区大島第四小学校でPTAおよび地域の住民を対象にした第1回パソコン教室が開催された。指導するのは同校の田中先生、先生は区における情報教育のリーダーの一人。今般、同校の木下校長先生、そして田中先生にご協力いただくことになった。主催は同校のPTA。現在のメンバーはPTAのお母さんが中心であるが、地域の高齢者や障害者にも呼びかけ、いずれは、学校情報教育における先生のアシスタント役をめざしていただくことを展望。今回の取り組みの立ち上げに際し、江東区内にあるボランティア団体の地域交流支援センターの田中氏、丹氏にはコーディネーター役で、大変お世話になった。謝意を表したい。(蒲田)

 

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遠方からも数多くの参加者が集まった。

 

 

 

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