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この長男が乳児院時代はワンパクで面会に行くたび、顔面すり傷だらけ。家に来てすぐクリスマス。私の実兄が北区十条に住んで居るので、クリスマス会をするから連れて来いとのこと。電車に乗り、途中練馬にて下車。ここは退職した職場、最初の子を育てるので挨拶かたがた長男を紹介したら、園長の奥様の言った一言、「あら、ずいぶん顔に傷のある子ね、育てられなかったら、いつでも返せるの」………私は唖然としてしまいました。よくこれでお寺の奥様、福祉関係の仕事をしている人の言葉かと思いました。だから今は顔を出していません。

子ども達はその場所々々で覚えるもので、今でも十条のおじちゃん、春日部のおじちゃんと場所で呼んで親しんでいます。長男が幼稚園に入る時、勝浦のおじちゃん家(これは主人の実家、千葉の勝浦)から幸代お姉ちゃんが同居する事になりました。二年間東京の専門学校に行く為です。そして私も日中手があいたので、以前家に居るから見てあげると言っていた、学校の先生の赤ちゃんを生後二ヶ月から家庭保育ママとなって、保育する事にしました。幼稚園の遠足も赤ちゃんをおんぶで行ったり、長男も嬉しそうに良くお世話をしてくれました。

 

 

 

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