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ISOは各分野の国際規格を作成するために専門委員会(Technica1 Co?ittee:TC)、その下部機構である分科委員会(Sub-Co?ittee: SC)、作業委員会(Working Group: WG)を設けている。現在、TCなど委員会の数は、TCが186、SCが576、WGが2,057に達している。

TC8は、航海洋構造物など船舶に使用される構造部材・ぎ装品・諸方法及び技術並びに船舶の運航に関する標準化を取り扱い、国際規格を作成するために設立されたもので、TC8の構成と適用範囲を添付資料1に示す。

TC8には、審議に積極的に参加するPメンバー21ヶ国、業務の進行について報告を受け会議にオブザーバーとして参加できるOメンバー26ヶ国が参加している。添付資料2、年次報告書に記載されている中から、今回開催された会議であるTC8、AG、SC6、SC9、SC10の構成メンバー等を示したものである。

TC8本会議は、1947年に設立され、1949年にパリで第1回会議が開催されて以来、主要メンバー国の持ち回りにより、当初は4年に1回、最近では毎年1回開催されている。また、TC8傘下のSC及びWGも、必要に応じて適宜開催されている。これらの開催状況を添付資料3に示す。

TC8の幹事国は、TC8設立以来50年間オランダが務めてきたが、昨年11月末をもって辞任し、一時期空白となったが、その後日本とスペインが立候補し、ISO/TMB(技術管理評議会)において投票が行われ圧倒的多数で日本が選出された。

これにより、1999年6月から、日本はISO/TC8の幹事国となり、幹事には本会国際部長小郷一郎を指名した。

従って、今回のTC8東京会議は、ホスト国であると同時に日本が幹事国となっているTC8、AG、SC6及びSC9については主催国となり、幹事国としての業務も併せて行った。

 

備考

1  今回開催された各会議の会議報告は、それぞれの会議別報告書を参照していただきたい。

2  略記号の説明

ISO 国際標準化機構

TC8 船舶及び海洋技術専門委員会

SC6 航海分科委員会

SC9 一般要件分科委員会

SC10 コンピュータアブリケーショシ分科委員会

WTO 世界貿易機関

TBT 貿易の技術的障害に関する協定

 

 

 

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