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新しいかたちの自立の実践?バウンドリ?の確立を通して?

 事業名 保健医療に関する教育及び調査研究
 団体名 ライフ・プランニング・センター 注目度注目度5


6 バウンドリーはどのように形成されるか

 

それではバウンドリーはどのように形成されていくのかについてお話ししたいと思います。バウンドリーの形成は、子どもが成長していく段階ごとに学ぶべきことが違います。親の対応も子どもの年齢によって変わる必要があります。バウンドリーはあくまで親との関わりでその基礎が築かれますので、親がどう関わるかがカギとなります。

 

1) 誕生〜5ヶ月――母親がバウンドリー

バウンドリーの形成の第1段階は、誕生から5ヶ月までです。つまり、バウンドリーの形成の土台は誕生した直後から始まるということです。バウンドリーについて乳児は自分では何もできませんが、この時期に親がどう関わるかによってバウンドリーの土台の形成が左右されるのです。この時期の一番のポイントは親自身です。誕生から5ヶ月までは母親の存在そのものがバウンドリーだということです。母親が乳児のバウンドリーになってあげなければならないのだということです。母親がバウンドリーそのものになるということは、乳児を危険から保護することで、乳児のバウンドリーになるということです。

 

a. 外からの不安から守る

たとえば、乳児は自分の周りの世界が何であるかは一切わかりません。家が道路の近くだとします。もしダンプカーが自分の家の前をすごいスピードで通過したら相当の衝撃があるでしょう。母親が食事の準備をしているときに、鍋のふたを床に落としたらどうでしょうか。ガチャーンというすごい衝撃音がします。

 

 

 

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